life


この絆を諦めたくないと泣いたあの夜
本当は先のこと全て理解していた
最初から物語の結末は決まっていて
誰に縋っても変えようがないと

野に咲く花でさえ生まれた意味を知る
風に揺られて命編む 太古から続く愛の言伝
生きた訳自分が知る必要は無い
取り囲うものが皆わかってくれるから



安らぎを求めてみても一時凌ぎでしかなく
世界で独りだけ残されたような寂しい気持ち
あと幾つの月を越えれば無くなるのか
眩しい朝が来る度顔を歪めて考えた

野に咲く花でさえ自分の定め知る
やがて散り行くのは残酷なことじゃない
そのこと教えてくれた君の為に
最後の一片(ひとひら)を特別に輝かせて



生きること怯えた日々 今は懐かしくも思う
君は何も言わず僕に寄り添ってくれた
だから一秒でも長く君と共に在ると
初めて望みを抱く勇気がわいた

野に咲く花でさえ明日を信じてる
この身が朽ちても何が残るか知っている
僕が生まれてきたのは紛れもなく
この想いを君に届ける為だった


          迷い子
ただひとり 君が僕を導くかけがえない人で
ただひとつ 君が僕の闇振り払う光だった


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相手が男主のつもりで書いたものでしたが女主でも問題なさそうです

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